看護師としてより質の高い看護が提供できるために【救急外来看護師の心構え】

日々の看護業務に際してどのようなことに気を付けているか、どのようなことに心掛けているかを考えただけでも患者さんやその家族に対する看護ケアは違ってきます。

自分の考え方や振る舞いがはたして自分が患者になったとき看護をしてもらいたいのかと考えてみれば簡単なことです。

救急外来の業務での心構え

私は救急外来に勤務する看護師です。救急外来は24時間365日いつでも救急の患者さんを受け入れています。自家用車やタクシーで来院される方、施設に入所されている方なら施設車、救急車で来院される方。緊急度も重症度も異なります。

参考:救急外来看護師の一日の仕事・役割について

診察室や初療室で診察、検査、処置、治療が緊急で必要になった時救急外来の看護師として何をしなければならないのか?何が出来るのかを考え素早く行動をしなければなりません。一刻も早く重症度や緊急度の高い患者さんの命をつなぎとめるためにはどのような患者さんやその家族の支援、処置や診療の介助ができるのかを考えてみました。

どのような形で来院されようとも患者さんやその家族が緊急入院緊急検査、緊急手術などを宣告された場合、日常生活が一変され崩壊し、病院という閉鎖された空間に収容されることを余儀なくされてしまいます。

そんな時、救急外来の看護師としてその患者さんに何が起きてこれからどんな治療方針になるのか、病院受け入れ前ならば受け入れの準備、各部署の連絡、確認、診療の準備を整えていく必要があります。

そのためには患者さんやその家族の立場になった看護や支援が出来るように、考え看護技術や診療の介助ができる手を持つことが重要だと考えます。そして暖かい心で接するのが一番とも思っています。

看護師は技術や知識だけあればいいというものではない

看護師になり色々な経験を積み勉強をしていけば立派な看護師になれると思います。疾患への知識、治療方法、疾患別の看護、注射や点滴の技術などです。看護師の要素としてはそれだけではないと思います。

色々な知識に詳しく何でもわかるような頭を持っていたとしてもそれを実践できる、行うことが出来る手すなわち技術がないと患者さんに対良い看護は出来ません。素晴らしい技術、例えば注射がうまい、点滴をする技術が優れている患者さんに対するケアに優れている、などもとても素晴らしいことだと思います。

しかしより良くしていくためには自分のあたまで考えていかなければ進歩は望めません。より良くしていくための考える力も備わっていないといけません。優れた知識、優れた看護技術を備わっていたとしても心がこもっていなければ何にもなりません。患者さんや家族を放置し、やさしさや心のこもった接し方をしない相手には敏感に察知されてしまいこの看護師にはケアを受けたくないと思われ相手には何も伝わらなくなってしまいます。

看護実践のためには説明を看護師なりに説明し同意を得ることも大切な看護実践です。

このように考える力、実践する看護技術、やさしく暖かい心などの調和がないといけないことがおわかりだと思います。

看護師だけではありませんが、どんな仕事でも長くしていると慣れということが出てきます。緊張をしすぎて何もできない状態もいけないことですが慣れが生じる場面が多くなるとより良い看護が出来なくなります。いつでも一期一会の新鮮な気持ちで看護にあたると慣れも少なくなってくるのではないでしょうか?

救急の場面というのは本当にかけあしです。すごく速いかけあしで色々なことが起きてきます。

そんな中でも冷静に考え、実践する看護技術をもって心優しい接遇が出来ればエキスパートだと思います。実際は沢山のことに流されがちですがその様なことにならないように日々の積み重ねや頭、手、心が三位一体となる質の高い看護が提供出来る看護師になれるように日々の努力を重ねています。